公演直前緊急リポート!!

2003年10月『The Winds of God』以来、4年4ヵ月ぶりの舞台『路地裏の優しい猫』に出演する増本氏。
2月1日、赤坂RED/THEATERにてスタートする舞台に先立ち、同原作の映画『子猫の涙』(武田真治主演/第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」特別賞受賞)が公開されるなど、ますます盛り上がりを見せている。

そこで、当サイトでは熱気高まる『路地裏の優しい猫』の舞台稽古場に潜入!

稽古前の恒例トレーニングとなっているボクササイズを仲間と行う増本氏の姿を、ここに緊急リポートします。

12時45分。ボクササイズに参加するため、出演者の皆さんが続々と集まってくる。
13時。鏡張り、フローリングの稽古場に、アップテンポなナンバーが流れ、いよいよボクササイズがはじまった。この運動メニューは、今回の演出を手がける「ストレイドッグ」伝統のものだとか。演出家の森岡利行さんがボクシングと縁があるからだろうか?

さて、まずは、ウォーミングアップを兼ねてのランニングから。
まだ、当然だが誰もが余裕シャクシャクといった様子。軽い屈伸運動をはさみ、縄跳びがはじまる。3分で一区切りで、途中で「ダッシュ〜〜」のかけ声が入ると縄跳びダッシュの合図。ちょっと見、地味だがこれは結構キツそう。最初は軽快に飛んでいた増本氏だが、次第に縄につっかえるように……(がんばれー!)。
何回か繰り替えした後の縄跳びエクササイズのラストには鬼の二重飛びダッシュが待っていた! これに至っては、「もうあかん」と言わんばかりに、増本氏は首を横に降るばかり。すでにヘトヘト感が漂っている。
まだ、序盤。乗り切れるのか?!

続いて、グローブを着用してジャブ、ジャブ、ストレート! 鏡に向かって、シャドウボクシングを行う。
やや下向き加減の増本氏。打ち方もどこか頼りない。縄跳びですでに、電池切れか? と思ったら、大間違い。ミットを構えた人が目の前に表れると、がぜん打ち方にも力が入り、動きもシャープに。これも1セットが約3分。
3巡目からは、2人組になって打ち合うようなスタイルになる。3分ごとに相手を交代る。

20分程度のストレッチの後、円陣を組み、1人ひとり大声でかけ声をかけながらボクササイズ。気合いが乗り、みんなの気持ちがまとまっていくのが感じられる。男女ペアでのボクササイズで締めるのだが、最後の最後に過酷なトレーニングが!!
なんと、男性の腹の上に女性が乗り、ジャンプ!! まるで格闘技の選手みたいなトレーニングだ。
見ているだけで、こっちもなぜかヘトヘト。増本氏、お疲れさまでした。

ボクササイズ終了後の休憩時間。
あまりにハードなトレーニングに、「本番前に、誰か倒れるんちゃうかと思った」という増本氏。喫煙所で、共演者の方々と歓談するなど、チームワークのよさを感じる。「(ボクササイズを)やってる最中は、タバコもうやめよう!って思うけど、終わると忘れる」とのことらしく、禁煙への道は険しそう。このときの会話で、主演の大内厚雄さんが「モンスターハンター」の狩り仲間であることが判明。一緒に、狩りをする約束をして、再び稽古場へと戻っていったのでした。

●脚本家であり、演出家である森岡利行さんに聞きました!

「増本庄一郎って、どんな役者ですか?」
増本さんは、今回がはじめて。彼はユマニテの所属で、ユマニテといえば根津甚八さんや樋口可南子さんの所属事務所。だからね、渋い役者さんをイメージしてたんです。でも、実際に会ったら、お笑いをやってたこともあって、すごく面白い。いるだけで面白いんですよ。彼のおかげで、共演者も楽しいんじゃないかな。
今回は、刑事役をやってもらってるんだけど、映画「子猫の涙」では赤井英和さんが、これまた渋い感じで演じています。でも、実際に稽古がはじまったら、これがもう“増本庄一郎の「すべらない話」”で(笑)。警察手帳を見せるシーンでは、アドリブをきかせてすごく面白いほうに持っていってくれるんです。それを見て、「あ、二枚目風ばかりじゃなく、ギャグでもいいじゃないか」と思いましたし、こっちが新しい発想をもらったり、逆に勉強させてもらうこともありますね。
面白くしながらも、そのシーンが持ってる温かな雰囲気とかは、失われてない。それはきっと、増本さんのキャラクターが生きてるからだと思います。実際に私の叔父、森岡栄治(『路地裏の優しい猫』のもととなった伝説のボクサー。メキシコオリンピックでバンタム級の銅メダルに輝いた)も、刑事さんと仲良くなって、刑事さんが叔父の葬儀に参席してくださった。そんなころを思い出したり……。だから、増本さんの演じる刑事には、彼のキャラのなせる業があるんじゃないかと期待しているんですよ。

舞台『路地裏の優しい猫』公式サイト



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