映画好きな人にはたまらないイベント『映画祭』。実際の目的は映画の振興と発展のために、すぐれた作品を世に広め、称えることにある。
それ以外にも開催都市のイメージアップなどの要素も含まれている。
一言で映画祭といってもハリウッドレベルの作品ばかりが集まる大規模なものから、未来の映画監督や俳優を目指す人たちが、低予算で作り上げた作品を出品するものまで様々。
中でも有名なのが『カンヌ国際映画祭』『ヴェネチア国際映画祭』『ベルリン国際映画祭』という世界三大映画祭と呼ばれるもの。
これは国際映画製作者連盟公認の長編映画祭の中でも、歴史の長いものがこう呼ばれている。
世界最大規模の国際映画祭。最高賞は“パルム・ドール”と呼ばれ、毎回ノミネートされた20本前後の作品の中から選ばれる。
世界中のマスメディアから注目される映画祭なだけに、全世界から数多くの俳優が出席することでも知られている。
最近では2004年に是枝裕和監督の『誰も知らない』に出演した柳楽優弥が“最優秀男優賞”を受賞したことでも話題に。
これは日本人初の俳優部門の受賞で、当時わずか14歳だった彼は史上最年少記録を塗り替えた。
世界でもっとも古くから行われている国際映画祭といわれており、1932年に最も歴史の古い国際美術展である“ヴェネチア・ビエンナーレ”の映画部門として開始された。最高賞は“金獅子賞”で日本人監督では過去に黒澤明監督が『羅生門』で、北野武監督が『HANA-BI』で受賞していることでも有名。
その他にも手塚治虫原作の劇場アニメ『ジャングル大帝』も“サンマルコ銀獅子賞”を受賞したり、最近では北野武監督の『座頭市』が監督賞を受賞したことも記憶に新しい。
比較的、日本映画と相性のいい映画祭といえるだろう。
その名の通りドイツのベルリンで開催される映画祭。最高賞は“金熊賞”。
過去に日本映画が受賞したことのなかったベルリン映画祭だが2002年には宮崎駿監督のアニメ『千と千尋の神隠し』が受賞している。
当然日本にも世界中が注目する映画祭は存在する。
有名なところでは、東京国際映画祭がある。そして「ぴあフィルムフェスティバル」は映画監督を目指す若者の登竜門にもなっている。
さらに前年度の入賞者に次回作の企画を提出させ、優れた作品は全てのプロデュースを請け負ってもらえるスカラシップ制度を取り入れている点などを見ても、新たな映画監督発掘に力を入れていることがわかる。
代表的な受賞者としては森田芳光や犬童一心、塚本晋也、園子温など。
別所哲也らが発起人となり始まった“ショートショートフィルムフェスティバル”はアジア最大級の短編映画祭。
25分以内の短編映画を対象とし、アカデミー賞の公認映画祭としても認定されていて、グランプリ受賞作品は翌年のアカデミー賞短編部門の候補作品にもなる。
これ以外にもテーマ別の映画祭というものは多数存在する。例えばファンタジーやSF、ホラーなどを中心に上映する“ファンタスティック映画祭”。
市の財政再建団体入りに伴い開催補助金が打ち切られて存続が危ぶまれている“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”や、いとうせいこうがチーフプロデューサーを務める“東京国際ファンタスティック映画祭”(2006年の開催をもって休止中)などもこれに含まれる。
その他、世界中の優れたアニメーションが集まる“広島国際アニメーションフェスティバル”、女性監督発掘を目的とした“東京国際女性映画祭”や、子供達が司会者から審査員、インタビュアーやカメラマンまで務める“キンダー・フィルム・フェスティバル”、同性愛映画を中心に上映する“東京国際レズビアン&ゲイ映画祭”など個性的なものがたくさん。“東京国際レズビアン&ゲイ映画祭”は世界中のセクシャル・マイノリティをテーマとした映画祭の中でもっとも歴史が古く、2004年、2005年には文化庁の後援も受けているというから意外。
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もちろん我らが増本氏が関わった作品も映画祭には多数出品されている。
増本氏が必殺処刑コップとして出演した北村龍平監督のヴァイオレンスアクション『VERSUS』は“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2001”にて、千葉真一賞&ファンタランド女王賞を受賞。 さらに“日本インディペンデント映画祭”にて、銀賞を受賞。 そのほか、フランス、ドイツをはじめとする世界のファンタスティック系映画祭において爆発的に支持され、雑誌やインターネットでも圧倒的な賞辞が取り上げれた。 この作品は、世界レベルで最も重要な映画作家とまで言われるジャン=リュック・ゴダールも自らの作品『アワーミュージック』(2004年)に引用したと述べている。 月間少年ジャンプに連載された、漫☆画太郎の熱血死闘野球漫画を映画化した、山口雄大監督の『地獄甲子園』は、“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003”のヤングコンペティション部門グランプリにおいて、なんとグランプリを受賞。 この作品で増本氏は出演以外にも、ギャグ監修という特異なポジションを与えられている。 増本氏が脚本としても参加している『漫☆画太郎SHOW ババァゾーン他』は“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004”正式招待作品となり、“プチョン国際ファンタスティック映画祭”にも招待された。 週刊少年マガジンで連載されていた人気ギャグ漫画を映画化した山口雄大監督の『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』では、脚本、山口ノボル役として出演。 鈴木浩介監督『オッパイ星人』では脚本担当。 両作品とも、“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2005”に正式招待作品。 |
山口雄大監督のスプラッタームービー『MEATBALL MACHINE』は、“東京国際ファンタスティック映画祭2005”でワールドプレミア上映。
“ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2006”をはじめ、アメリカ、カナダ、韓国など国内外の映画祭に正式出品、“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2006”正式招待作品ともなっている。 またこの年は北村龍平監督『LOVE DEATH』にも出演しており、この作品も同映画祭正式招待作品である。 こうして見ると、増本氏は“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”に縁が深いことがわかる。 その他、変わったエピソードとしてはロバート・デニーロの主催する“トライベッカ映画祭”において、日本中が涙した山崎貴監督の感動巨編『ALWAYS 三丁目の夕日』とともに『魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE』が最終選考まで残ったものの残念ながら敗れた。
敗れたことに対して増本氏は「当たり前や」とコメントしている。

