春、それは始まりの季節。入学、進級、就職、テレビでは新番組が始まり、プロ野球やJリーグも新たなシーズンが開幕しました。
色々な人が、それぞれ色々なスタートを切る時期なのです。
そして……
恋人たちが永遠の愛を誓い合い、夫婦として新たなスタートを迎える
「結婚式」もこの時期に多く、非常におめでたい季節でもあります。
式を挙げる当人達はもちろんのこと、司会を頼まれやすい人や、スピーチに命をかけている人、盛り上げ担当の余興のスペシャリストと呼ばれる皆さんも忙しい時期なのではないでしょうか。
今回はそんな“結婚式”にスポットを当ててみました!
ここ数年、結婚式のカタチも変わりつつあります。「結婚式とはこうあるべき」という昔ながらの形式ばった結婚式、披露宴を行う人たちは減り、自分達プロデュースで少しでも思い出に残る個性的な式を挙げたいという人たちが増えているそうです。
中でも特に力を入れたくなるのがお色直し。
ここで実際にあった、個性的なお色直しをいくつか紹介しましょう!
●天使に扮する新婦と、悪魔に扮する新郎が現れ、何故か協力し合って各テーブルのキャンドルに点火。
●「女房役」とかけて、ピッチャーとキャッチャーに扮する新郎新婦が登場。何球かの軽いキャッチボールの後、バット形のキャンドルで点火。
●白馬に扮する新郎が「ヒヒヒ〜ン」といななきながら、お姫様に扮する新婦を背負って登場。
いかがでしょうか……
もはや目新しければそれでイイ!という段階にまで来ているように思えますが……
白馬の例にいたっては、本来なら、『白馬に乗った王子様がお姫様を迎えにくる』というのが理想なのでは?
なのに、なぜか、新郎が馬になってしまってます。
これじゃぁちょっとした“乗馬中の姫”にしか見えませんけど……。
それはそれで盛り上がるんでしょうか?
そして、結婚式だからと、ついつい凝ってしまうものの一つに引き出物があります。引き出物といえば、尾頭付きの鯛や赤飯、ワインにロールケーキ、そして紅白饅頭と茶器などの、遠路はるばる来た人にとってはとんでもなくかさ張ってしまうものが定番でしたが、今や小洒落たブランドチョコレートや小洒落た写真たて(誰の写真を入れようか迷ってしまいます)、さらにはNissen並みに分厚いカタログが入っていて「このカタログの中からお好きなものをお選びください」といったものがスタンダードになりつつあります。
結婚式に行ってカタログを持って帰るというのも不思議な話ではありますが。
変わったところでは、米袋に仲むつまじい二人の写真が印刷された米というのもあるそうです。
こちらは出産の内祝いとしても利用されていて、その場合、赤ちゃんの顔写真を米袋に印刷して、品質表示欄のお米の名前を赤ちゃんの名前に、そして原料名を父母の名前にしたりと粋な演出が喜ばれているとか。
さらに変わったところでは結婚する二人の名前が彫られた木刀をもらったという話も聞いたことがあります。
こうしてみるとカタチは変わっても引き出物はかさ張るものに行き着いてしまうようです。
古くは『馬』を庭に引き出して贈ったことから始まり、武具なども贈ったそうなのでその頃に比べれば……マシですか。
こうして様々なカタチに進化(?)し続ける結婚式ですが、進んで過酷な状況で式を挙げる方たちもいます。時々、テレビのニュースで“スカイダイビングをしながらの結婚式”(一緒に飛ぶ神父がスゴイ)などの映像を見ることがありますが、このようにとんでもない結婚式を挙げる人たちがたくさん存在します。
水中結婚式というのも、比較的聞いたことがあるのではないでしょうか。
当然、酸素ボンベを装着しているため言葉を交わせない状況。
水中でボンベを外して口づけする様は人命を救助しているようにしかみえません。
凝る人だと水中で着ることの出来るウエディングドレスやタキシードまで作るというから驚き。
こうした、水中結婚式は、神父さんと3人でひっそり行うものから、親族や友人を招くものまで、様々のようです。
この時、何よりも大変なのは、新郎新婦は本人達が好き好んでやっていることなので、大変なのは仕方ないにしても……
式に参加してもらうために、わざわざダイビングの練習を始めなければならない親族や友人だったりもするんじゃないでしょうか?
ただ、海中で行った場合の特典として、クマノミやスズメダイなどの熱帯魚達が二人の結婚式に花を添えてくれるそうです。
ロマンチックであると同時に、人間が水中で指輪の交換とかしている傍を、何もわかってない魚が泳いでいる様はすごくシュールな感じもします。
最近では日本でも、スキューバダイビングをきっかけに知り合ったカップルたちの間で、この水中結婚式をする人が増えているそうです。
あくまでも、キッカケなので、水中で出会ったわけではないのですが。
ニュージーランドのあるカップルは漂流する氷山の上で結婚式をあげようと計画したものの、流氷は「北へ北へと流されるわ」「溶け始めるわ」で、新郎新婦と司祭を氷山まで運ぶ予定だったヘリコプターの操縦士からストップがかかってしまいました。
それにしても、氷山の事情で結婚式が延期になってしまうなんて、この計画性の無さはさすがに世界クラス。
ただ、一つ言えることは、空の上であれ、水中であれ、氷山の上であれ、我々から見て過酷な状況であっても、当の本人達にとってはその場所で挙式を挙げることが夢だったわけで、そういった意味では本当に幸せな二人なのかもしれませんね。
ニュージーランドのお二人の夢である『氷山での挙式』が実現できることを心から願うばかりです。 。
世界の結婚式の風習にも私達日本人からすると非常に不思議なものがあります。北欧スウェーデンでは、長年一緒に住んでも、なかなか結婚しない“サムボ”という事実婚制度が普及していて、付き合ってすぐに結婚するカップルは何と全体の1%にも満たないそうです。
というのも、多くの場合5〜10年一緒に住んでから結婚に至るというカタチが一般的。
驚くことに、全出生数の約56%が法律上の結婚をしていないカップルに生まれた子供なんだそうです。 そう考えると、こういった国では「できちゃった結婚」という言葉は成立しないんでしょうね。
東南アジア・ラオスの、ある部族では“誘拐婚”という風習が今も残されています。
その昔、小さな部族では適齢期の女性がいないことが多かったため、実際に隣りの村から女性を誘拐・略奪して結婚することが多かったそうで、その名残りは今でもあって、男性が妻にしたい女性の両親に挨拶に行った際、女性は、その男性に気があったとしても、泣いたり、叫んだりして、嫌がらなければならないそうなのです。男性は、その嫌がる女性を無理矢理、両親の前から連れ去っていくことが、結婚の証となっているらしく「イヤよ、イヤよも、何とやら」を風習として実践しているわけです。
これって見ようによっては、ちょっとしたミニコントに近い状況になりそうで、第三者として見学してみたい気もします。
ドイツのバイエルン地方の結婚式でも花嫁は誘拐されてしまいます。
しかし、ラオスとは違って誘拐するのは友人や知人。
それもあらかじめ花嫁と打ち合わせしている友人達は、披露宴の途中に花嫁にトイレにいくフリなどをさせて花婿に見つからないように会場を抜け出し、他所のレストランで食事をして、花婿が見つけてくれるのを待っているらしいのです。
花嫁を発見した花婿は、身代金代わりに誘拐犯である友人などに酒を奢らなければならないそうです。
こうして世界の結婚式事情を知ると、不安な方向に進化しつつある日本の結婚式も安心して出席できる気がしてしまうから不思議です。

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我らが増本氏の周りでも一組の幸せな男女が、めでたく結婚式を挙げることになったそうで、式で着用するスーツを買うということなので、同行させていただきました。
因みに、誰も誘拐されない、安心できる日本の結婚式です。 色々なスーツを手に取っては鏡を見て合わせてみる増本氏。 数あるスーツの中から、気に入った色のものをいくつか絞り込んだ様子。 本日はグレーを中心に選出。 しかし、「これやな」と選んだ、第一候補のグレーのスーツに袖を通してみるものの、かなり窮屈そう。 店員さんに、大きいサイズを出してもらおうとする増本氏でしたが、今、着ているのが店にある中で一番大きいサイズなため、取り寄せになってしまうとのこと。 仕方なく第二候補のスーツを着てみる増本氏。 こちらはパンツがかなりの細めタイプ。 パッと見は、かなりガタイがごっつく見えるが下半身は意外とスリムな増本氏。 履けるには履けたが、上着はやはり大きめのものになってしまうため、ヘタすればルパン三世のようなシルエットになる可能性が否めません。 その後も色はいいけどサイズがない。 サイズはあるけどシルエットが気に入らない。 色は好きじゃないけどサイズはちょうどいい。 といった終わりのない試着が繰り返され、「これはまだ着てへんよな」と、すでにどれを着たのかもわからない状況に。 仕舞いには「これカッコエエな」と関係ないジーンズを試着しだす始末。 |
途中、本分を思い出して、何とかお気に入りの一着を見つけることが出来ました。
同行させて頂いて……これほどスーツ選びが難しい人物を目の当たりにしたのは初めてでした。
帰り際、増本氏がボソッと漏らした
「俺がブラッド・ピットやったらなぁ……何でも似合うのに……」
という言葉を私は聞き逃さなかった。

