増本庄一郎 役者図鑑 その1

突然ですが、これまで、ある時は脚本家、またある時は監督、またまたある時は漫才監修やギャグ監修など、裏方で活躍する増本氏を中心にスポットを当てることが多かったこのコーナー。
今回は本来の姿!“役者・増本庄一郎氏”について迫ってみることにしちゃいました。

どういうことかと申しますと役者・増本庄一郎氏が過去に出演した作品、そして演じてきた役を紹介すると共に、私の独断と偏見により勝手なキャラクター図鑑を作ってみようという訳です。

では私なりの増本氏役者図鑑、どうぞお楽しみください。

◆「VERSUS」(映画)

ドイツやフランスなど世界の映画祭でも絶賛されたアクション・エンタテイメントムービー。

■監督
北村龍平

■出演者
坂口拓、榊英雄、三坂知絵子、他

■あらすじ
脱獄し山奥に逃げ込んだ二人の囚人が自分たちを脱出させてくれる一味との合流地点を目指すため森を駈けぬけるが、その森こそ黄泉返りの森と呼ばれる、冥界と現世を結ぶ結界だった。そんな脱出不可能な森を舞台にチンピラから殺し屋、刑事やゾンビまでが銃や刀やら使って、ありえない戦いを繰り広げる

■増本氏の役どころ
必殺処刑コップ(ひっさつしょけいこっぷ)
一応、脱獄囚を追っている刑事らしい。
しかし、“おまわり”と言われることを嫌い、すぐにぶちギレて平気で人を殺すような残忍な男。
常にパートナーと二人で行動していて、どちらかというとツッコミ的なポジションなのかと思いきや、内容に関わることなのであまり深いことは言えませんが、登場からいきなり考えられない大怪我をしているという、とんでもないボケ的要素も持つ複雑(?)なポジション。
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◆「漫☆画太郎SHOW ババアゾーン(他)」(映画)

山口雄大監督が『地獄甲子園』に続き、漫☆画太郎先生のヒット漫画を原作に描いたオムニバス。
増本氏は5本のオムニバスのうち、第2話「楽しい遠足」第5話「3年B組珍八先生」に出演しているほか、第1話「ババアゾーン」、第3話「ババアゾーン2」では脚本も担当している。

■監督
山口雄大

■出演者
根岸季衣、津田寛治、温水洋一、遠藤憲一、矢部太郎、森三中、ほか

■あらすじ 第2話「楽しい遠足」
チャバネ・パトラ・つる子は同じクラスの仲良し3人組。そんなある日チャバネ達を乗せた遠足バスが崖から転落。生き残ったのはチャバネ達3人と、学級委員長、そして担任の教師のみであった。そんな彼らは森の中をさまよいながら、数々の困難に淡々と立ち向かっていくが…。

■増本氏の役どころ
担任の先生(たんにんのせんせい)
自分のクラスの生徒たちのために全力を尽くす熱血先生。
まず、そのマッシュルームカットの外見が何故か腹立ちます。
髪型一つで人をあれほどイラッとさせられるのはすごいと思います。
今に比べて顔がパンパンに見えるのは、髪形のせいなのかリアルにパンパンなのかは不明。
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◆「あずみ2 Death or Love」(映画)

刺客として育てられた少女・あずみの戦いを描いた小山ゆう先生の大人気漫画を実写映画化したアクション時代劇第2弾。

■監督
金子修介

■出演者
上戸彩、石垣佑磨、栗山千秋、小栗旬、遠藤憲一ほか

■あらすじ
徳川の刺客として豊臣側の大名達の命を付けねらうあずみとながらは最後の標的・真田昌幸を追っていた。そのさなか、かつて自分が斬った最愛の仲間・なちとそっくりな野盗軍団の銀閣と出会ったことで、情を捨て使命のために戦い続けるあずみの心は揺れ始める。

■増本氏の役どころ
三郎太(さぶろうた)
遠藤憲一さん演じる“金閣”と小栗旬さん演じる“銀閣”という野盗の仲間。
良く言えば「少年の純粋さを持ったまま大人になった男」、悪く言えば「バカ」といった感じのキャラクター。
基本的に“金閣”“銀閣”が何かを言っている横で訳もわからず嬉しそうにニコニコしているような存在。
私的には何気に普段の増本氏がこの三郎太と重なってしまう時があります。
監督として撮影している時やゲームをしている時など、何かに夢中になっている時、子供のようになる瞬間があるためだと思われます…。
因みに、『あずみ』(1の方)では、あずみ達を襲う、山賊の頭役を好演。
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◆「怪奇大家族」(ドラマ)

2004年10月からテレビ東京系で放映されたドラマ。
『呪怨』の清水崇監督が監修を務めた異色ホラーコメディ。

■監督
清水崇、豊島圭介、山口雄大、村上賢ニ

■出演者
高橋一生、渋谷飛鳥、室井滋、モロ師岡、藤村俊二、石井トミコほか

■あらすじ
どこにでもあるような町の、どこにでもいるような6人(と一匹)の家族「忌野家」。一家の大黒柱であるおじいちゃんがポックリ亡くなってしまった日から、忌野家に異変が! 幽霊・妖怪・宇宙人‥ジャンル問わずの異形のモノたちが、次々と家庭に訪れ始める。

■増本氏の役どころ
十中八九郎(となか はちくろう)
自称さすらいの霊媒師。
登場回でいきなり車にはねられて死んでしまい、以降、霊として登場します。
顔には痛々しいタイヤの跡がくっきりと…っていうか車に顔踏まれるってなかなか無いですよね。
増本氏はこの役のために坊主頭になったそうですが、これがまたよく似合ってます。
野武士の役とか、坊さんの役とか、やっぱり増本氏は“和”の人なんだなぁと思い知らされます。
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◆「魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE」(映画)

「週刊少年マガジン」で連載されていた大人気コミックを山口雄大監督が実写映画化した学園青春コメディ。
脚本を担当したのも増本氏である。

■監督
山口雄大

■出演者
須賀貴匡、虎牙光揮、山本浩司、渡辺裕之、板尾創路、金子昇、ほか

■あらすじ
不良ばかりのクロマティ高校に間違って入学した神山高志は、学内を改革しようとするが、もろくもその目論見は外れる。やがてハイジャック犯や、ゴリラ、財団の御曹司が入り乱れ、神山らは、なぜか「地球防衛軍」を組織することになる。

■増本氏の役どころ
山口ノボル(やまぐち のぼる)
デストラーデ工業高校の番格であり無類のお笑い好き。
テレビでバラエティ番組を見ながら笑いの狙いやら、仕組みを分析している。
漫画では当然、この山口ノボルというキャラクターについていろいろと描かれているわけだが、映画の中で増本氏が演じる山口ノボルが登場するシーンはこの1シーンのみ。
というのも山口ノボル役であることを告げられていた増本氏だったが、一生懸命脚本を執筆しているうちに山口ノボルが登場するシーンがないことに気づき強引に入れたからだとか…。
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宇宙猿人ゴリ(うちゅうえんじん ごり)
地球を征服するため相棒の“ラー”とともにやってきた宇宙人。
ていうかゴリラの被り物をしているため言われないと誰も増本氏だとは気づかないだろう。
デパートの屋上や遊園地で光戦隊マスクマンのレッドマスクに入っていただけあって、動きのメリハリには目を見張るものがあります。
ゴリが走っているシーンは、意外と増本氏の足が細いことに気づく瞬間でもある。
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というわけで、今回は【増本氏の役者図鑑その1】をお送りしたわけですがいかがだったでしょうか?
しつこいようですが、これらは私が受けたキャラのイメージに過ぎません。
皆さんが受けた印象と異なっていたとしても、そこはご勘弁を。

こうして振り返ってみると今回紹介した5作品のうち3つは漫画原作モノの作品になってます。
それだけ、漫画の実写化が多くなっているということと、増本氏が漫画のキャラクターに、はまりやすいという結果を表しているのではないかと思いました。

それに『あずみ2』の三郎太以外、笑いのエッセンスがふんだんに盛り込まれた役だということも見逃すことの出来ない事実です。
そういう三郎太も実は彼だけを集中して見てみると、かなり面白かったりするんですが…。

現場であらかじめ「真面目な感じで」とか「笑いなしで」とか「エンターテイメントいらないから」と念を押されることが多いのも、こういった事が原因なのでしょう…。
まぁ増本氏の真骨頂はそこっていえば、そこなんですけどね。

今後、笑い無し芝居が増えていくのも結構ですが、毎回現場で一度は「笑いいらないから」と怒られる増本氏であってほしいと願うのは私だけでしょうか…?

今回はランダムに作品&キャラクターを紹介したわけですが、またいつの日か【増本庄一郎 役者図鑑 その2】も紹介できればと考えております。
お楽しみに!

さよなら

文:熊本浩武

増本庄一郎 役者図鑑 その1

2007年10月03日

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