Braveって危険性はないの?
仮想通貨が手に入るらしいから、興味はあるけど不安・・・

こんな疑問に答えます。

仮想通貨が手に入るウェブブラウザ Brave(ブレイブ)。いま注目を集めている新しいブラウザです。

このBraveの特徴は、セキュリティが強固である点。トラッキング防止やプライバシー保護に力を入れており、仮想通貨を触るときのブラウザとしても期待されています。一方で、ほとんど普及していないので、Braveを利用して良いのか不安ですよね。

そこでこの記事では、Braveの特徴や危険性について、わかりやすく解説します。Braveに興味をもっているあなたにも、Braveの実態が理解できるでしょう。

Contents

Braveの特徴は、セキュリティ強化に力を入れている点

Braveは、セキュリティの高さに重点を置いたブラウザです。

トラッキング防止やプライバシー保護が徹底されており、ユーザー情報が外部へ漏れない設計になっています。

一方で、従来のブラウザでは、あなたの閲覧履歴やアクティビティが広告配信に利用されています。

たとえばGoogleクロームで、ある商品を見るとYoutube広告にその商品が出現するといった経験があるでしょう。これはGoogleクロームが、あなたの履歴情報を活用しているから起こるのです。

Googleのような広告ビジネスでは、ユーザーの特性に合わせた広告配信が効果的です。そのため、ユーザー情報が意図しない形で収集されています。

このように既存のブラウザには、プライバシーやセキュリティ上の懸念があるのです。

加えて、もう一つの問題があります。それが、大量の広告

我々がウェブページを開くと、至るところで広告を見なければなりません。この広告が、ユーザーの時間や注意力を奪っています。

このような問題を解決するために生まれたのが、Braveです。具体的にBraveには、以下の3つの特徴があります。

トラッキングされないため、セキュリティ性能が高い

Braveでは、トラッキングされません。そのため、外部からあなたの行動が監視されるリスクが低くなります。

既存のブラウザで仮想通貨を管理する場合には、以下のリスクが伴います。

  • 外部からメタマスクを操作される
  • ブラウザの拡張機能から、メタマスクのシードフレーズを盗み見される

Braveなら、これらのメタマスクに関する懸念を低減できます。

また、Braveは仮想通貨を操作する前提で設計されています。仮想通貨ウォレットがデフォルトで組み込まれており、拡張機能に頼ることなくウォレット操作が可能です。

そのため、仮想通貨用のブラウザとしてもおすすめです。

広告がブロックされる

Braveでは、余計な広告が表示されません。

サイトにある広告欄がカットされるほか、ポップアップ広告やYoutubeの動画広告までブロックされます。

これにより、ユーザーは余計な情報を排除し、必要なものに集中できます。

また、広告分のデータ通信が削減されるため、表示速度もアップします。従来は当たり前だったトラッキング広告(過去に閲覧した商品が何度も表示されるもの)も過去のもの。Braveでは、トラッキングができず、広告も非表示なので目にすることはなくなります。

仮想通貨 ベーシックアテンショントークンを受け取れる

Braveを使うと、広告収入によるビジネスモデルは成立しません。その代わりに、Brave独自の報酬制度があるのです。

それが、Brave独自の仮想通貨「ベーシックアテンショントークン(BAT)」を活用した報酬。

以下の2パターンの報酬があります。

クリエイターやサイト運営者に対する、投げ銭

サイト閲覧者から、コンテンツ製作者に対して投げ銭が可能です。

Braveでは、ユーザーが直接コンテンツ製作者を支える形を取っています。YoutubeやTwitter上の投稿者に対してベーシックアテンショントークンを送り、広告に頼らない環境を実現しています。

広告コンテンツを見た人に対して、仮想通貨が支払われる

Braveでは、一般の広告は遮断されます。その一方で、Brave独自の広告が表示されます。

この広告を開くと、ユーザー側がベーシックアテンショントークンを得られます。広告を見た人にお金が支払われるという新しい仕組みです。

これまでの広告は、ユーザーが一方的に時間を奪われるものでしたが、Braveではユーザーにもメリットのある広告となっています。

このように、ベーシックアテンショントークンを通じた独自のビジネスモデルを構築しています。

Braveのデメリットは、動作の不安定さ

画期的なブラウザに思えるBraveですが、デメリットもあります。ここでは、主なデメリットを紹介します。

ページの表示動作が重い

Braveは理論上、広告に使うデータ分がないため、従来のブラウザよりも高速です。しかし、実際には、まだBraveに対応した環境がなく、動作が不安定な場合があります。

また、既存のサイトでは、現在位置やユーザー情報をもとに内容を変わるサイトも多いです。そのようなサイトでは、毎回Brave上でユーザー情報開示の操作が必要です。

このように、実際の使用環境では必ずしも快適とは言えません。プライバシーやセキュリティを重視する分、操作性は不便になります。

ページのレイアウトが崩れる場合がある

Braveでは、サイトのなかの広告部分を検出してカットします。そのため、ページ全体のレイアウトが崩れた状態で表示されることがあります。

画像の不自然な配置や文章の歪みなど、見にくいデザインになる場合があります。

また、ときには広告部分を見逃すこともあり、広告がページに表示されてしまう場合もあります。このように、ページ全体の不自然さを感じる場面があるでしょう。

Braveの危険性は? クロームと同等のセキュリティ性能を誇る

ここまでご紹介したなかで、Braveのセキュリティについて不安に思っているかもしれません。しかし、Braveはセキュリティ面でも高い性能を誇ります。

広く一般に利用されているクロームと同等以上のセキュリティ性能があります。具体的には、以下の特徴があります。

Googleクロームと共通のコードを使用している

BraveもGoogleクロームも、土台となるプログラムは共通です。Chromium(クロミウム)というオープンソースのコードを元に開発されているため、セキュリティ面でも心配ありません。

また、Braveでは、トラッキングやデータ収集ができないため、よりプライバシーに特化したブラウザとなっています。

「HTTPSEverywhere」で、より強力な暗号通信が可能

「HTTPSEverywhere」とは、通信を暗号化するプログラムです。このプログラムで、すべての通信を暗号化することも可能です。

常に暗号化ができるので、通信の改ざん、トラッキングや覗き見に対して強固になります。これにより、セキュリティの高いネットサーフィンも可能となります。

このように、Braveはセキュリティ面でも問題なく使用できます。リリースされてからの使用実績も十分であり、心配は無用です。

Braveは、仮想通貨用のブラウザとして使用するがおすすめ

Braveは、仮想通貨用のブラウザとしておすすめです。トラッキングされにくく、あなたの情報が外部に漏れないため、仮想通貨ウォレットの安全も守られます。

たとえば、通常のネットサーフィンはクロームを利用し、仮想通貨はBraveで操作するということも可能です。この場合、クローム側でトラッキングされていても、Braveへの被害は防ぐことができます。

仮想通貨の盛り上がりとともに、ブラウザのセキュリティ面が危惧されています。Braveはまだマイナーなブラウザですが、今後さらに注目されることになるでしょう。

今回はここまでです。

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